高一ゼミ

2024年4月

高1には、週1時間の必修選択授業が設けられています。これは小グループ編成の講座において、相互の協力に基づく自発的学習の体験や、先生と生徒とのより親密な関係など、通常の授業では得がたい効果をねらったものです。授業のテーマも通常とは違った異色のものが多く、成績評価も行われません。自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考えるといったねらいをもつ総合的な学習の一部として位置づけられています。

1

手話

手話の初歩を学びながら、コミュニケーションの手段の多様性・豊かさに気づき、聴覚障害者とのお互いの理解を深め、すべての人々が共に生きる社会とはどのような社会なのかを考える機会にしたい。

2

楽しいスペイン語

スペイン語は世界で21カ国、4億2千万人以上が話している言葉です。英語と似ている語句も多く勉強しやすい言語でもあります。近年インバウンドの増加でスペインやアルゼンチンを含む中・南米の各国から多数来日しています。共通語は英語でも自国の言葉で会話が出来るとうれしくなります。あいさつが出来る楽しいスペイン語を一緒に勉強しましょう。

3

中国語入門

(a)中国語の発音[四声]と簡単な会話 (b)中国の社会、家庭、学校、風俗習慣、食事などを紹介する。中国語で漢詩を朗読する。

4

やさしい韓国語

基礎になる文字から丁寧に学び、あいさつ、自己紹介をはじめ簡単な会話を実際韓国旅行で使えるようになるまで、一緒に楽しく学びましょう。

5

美文字を書こう!

書道の基本、筆の使い方、楷書行書の書き方、篆刻を学びます。公募展にも出品、書道パフォーマンスを予定しています。

6

『HIROSHIMA』『NAGASAKI』を読む!

1)HIROSHIMA (John Hersey著)は米国人ハーシー記者が 1946年5月にGHQの取材制限の下広島を訪問し、6名の被爆生存者からの聞き取り取材して書いた記録本。さらに1985年に彼らを再訪して追記した記録の2部構成。
2)長崎に関しては、First Into NAGASAKI (George Weller著)を読みます。1945年9月に報道される予定でしたが、GHQの検閲で原稿が没収された。当時の原稿のコピーが発見され、2006年にウエラー記者の息子さんによって出版された本。
3)その他関係資料、動画を参考にして、原爆投下の前後に起こっていたこと、投下に関する報道とジャーナリストについて考えていきます。広島や長崎訪問も考えています。

7

居場所をつくる

畑と庭づくりをします。その他は、特に目的を設定しません。与えられた環境のなかで、そこに集った人たちから生まれてくる「かたち」を大切にしましょう。

8

インプロゼミ

インプロ(即興演劇)とは、台本や打ち合わせ一切なしに、「その場でその瞬間に起きた事を全て受け入れながら作られていくエンターテインメント」です。演劇経験、もちろんいりません。人前に出るのが苦手でも、即興なんて全然自信がなくても大丈夫。初心者のための簡単な体験型ゲームから始めて、みんなで創造を楽しむ中で、いつの間にか社会で使えるいろんな力がついていきます。

9

マジック

カード(トランプ)マジックを中心に、コイン、身近な小物等を使った様々なクローズアップマジック(テーブルマジック)を習得する。

※上級者向けではないのでご注意ください。

10

デジタルテクノロジーによる表現を学ぶ

Adobeやエクセルなどのソフトウェアや、プログラミングを用いてオリジナルな表現・問題解決を探求・制作していきます。もちろん一から挑戦したい人も大歓迎です。定期的に制作物と用いた技術の共有を行います。

11

フランス語入門

フランス語を初めて学ぶ人を対象に、基本文法と日常表現の習得を目標にして、フランスの文化(映画や音楽)に触れながら授業を進めていきます。回数が限られているので、復習を確実にしてもらうため、毎回小テストを実施する予定です。

12

演劇講座

1本もしくは2本の演劇を観客を前にして 実際に上演します。その過程の中で、台本の作り方・演劇の作り方・演技の仕方・役の作り方・演出などを学びます。(学年末には保護者をお呼びして上演します。)演劇経験のない人も大歓迎です。「演じる」ということを通して「新しい自分の一面」に気がつくと思います。夏休みにはプロの劇団の公演鑑賞もする予定です。楽しく学んでいきましょう。

13

コンテンツ ツーリズムを考える

日本ではこの20年間、観光立国実現にむけて様々な施策が講じられています。その中の1つにコンテンツツーリズムというものがあります。これは、「コンテンツ=人間の創作物としてのメディア作品の内容」あるいはその内容の一部が動機・資源となった観光形態を指しています。皆さんもこのゼミを通じてコンテンツツーリズムを学び、新たな観光の在り方を考えてみるのはいかがでしょうか。

14

立体紙工作

正多面体や準正多面体、立体を切ったときにできる意外な形、飛び出すカード、動物のペーパークラフトなど、紙を使った工作を楽しむ。対象:手先が器用で細かい作業が苦にならない人。黙々と創作活動に取り組み、作品に愛情を注げる人。(カッター、カッターマット、定規、ボンドを持参)

15

世界の民族と文化 ~文化人類学から考える~

日本や世界の国々、世界の諸地域に暮らす少数民族の生活の様子をみて、その特徴や文化の背景、思想を考える。人間とは何かを、文化人類学の視点から探究する。ブックレポートやポスターセッション(壁新聞形式のレポート発表)を行なう。

16

沖縄

沖縄には我々の心をとらえて離さない「何か」がある。沖縄の自然・歴史・音楽・文化・現代の諸問題等、参加生徒の関心に従って様々な方面からアプローチし、その「何か」を皆で共有することを目指したい。その際、沖縄本島だけではなく、八重山諸島(石垣島、西表島など)にも焦点をあててみたい。なお、冬休み(12/26~29予定)に西表島で3泊4日の研修旅行を実施する予定です。内容は学園通信の記事を参考にして下さい(費用12~13万円程度)。

17

ソロキャンプ

火起こし、タープテント設営、ロープワーク、キャンプ飯の調理など、キャンプに必要な技術を身につけていく。身につけた技術を用いて、実際にキャンプを行う。面倒なこと、片付けがちゃんとできる人を募集します。

18

江戸時代の「崩し字」を読む

江戸時代に出版された本で使われている崩し字を実際に読み、百五十年以上前の出版物に触れる機会を作りたいと思っています。

19

OBゼミ:仕事と社会を知り、未来を選ぶ

皆さんの30歳および40歳上の先輩を講師に迎え、仕事や社会のしくみについてお話しをうかがいます。日々どのように働いているのか、なぜその仕事を選んだのか、これまでどんな道を歩んで来たのか。さまざまな職業や立場で活躍する、栄光学園卒業生ならではの体験談を聞くことができます。このゼミで、みなさん自身が将来の進路を選ぶための手がかりを見つけてください。