募金趣意

ごあいさつ

栄光学園は創立以来「Men for others, with others」というイエズス会の教育精神に基づき、人々に奉仕するリーダーを世に送り続けてまいりました。最近では学園にイエズス会士の姿が少なくはなりましたが、イエズス会学校の教育精神を継続発展させていくことに、今後も変わりはありません。

2017年には、卒業生をはじめ多くのみなさまのご支援により新校舎を竣工させることができました。木造中心の新校舎は、栄光学園が創立以来行なってきた教育、すなわち知識偏重の詰め込み教育ではなく、自然に恵まれた広大なキャンパスの中で、身体を使って体験的に学習を進めるという教育の特徴を形にしたものです。大地に近く、明るく自然に開かれた校舎は、生徒の全人的な育成に今後も大きな役割を果たしていきます。

一方で、生徒数の少ない小規模校である栄光学園が、今後も広大なキャンパスを維持しつつ、教育内容を充実させ、最新の教育機器を備えた環境を生徒たちに提供していくためには、財政的にみなさまのご支援をいただくことが、どうしても必要となります。

栄光学園が今後も創立100周年にむかって、時代のリーダーを輩出し続けることができるよう、「未来EiKO募金」を設立いたしました。学園のさらなる発展のため、未来のため、みなさまのご協力をお願い申し上げます。

栄光学園中学高等学校 校長

望月 伸一郎